高校野球、ゲーム、スポーツなどオールラウンドなキュレーションです

89ちゃんねる

【1986年春センバツ】準々決勝 新湊高校vs京都西高校|白球の足あと

      2017/04/05

【1986年春センバツ】準々決勝 新湊高校vs京都西高校|白球の足あと

新湊高校vs京都西高校

1986年 第58回春の選抜甲子園大会準々決勝 

もやはこのチームに恐怖感は無いのだろうか。

ナンバー1サウスポー率いる享栄に勝つと関東チャンピオンにも

勝った新湊が、新たな関門に挑む。

スポンサーリンク


  こんな記事もよく読まれています

【1986年夏の甲子園】1回戦 浦和学院高校vs泉州高校|白球の足あと

1986年 第68回選手権大会1回戦  浦和学院高校v...

【1986年 夏の甲子園】1回戦 西日本短大付属高校vs県立岐阜商業高校|白球の足あと

1986年 第68回選手権大会1回戦  西日本短大付属...

【2009年夏の甲子園】決勝 中京大中京VS日本文理|印象に残った好ゲーム

来年の夏、100回大会を迎える甲子園。 これまでの好ゲ...

【2017年 夏の甲子園】印象に残った好ゲーム|明豊VS神村学園

花咲徳栄の埼玉県勢初優勝で幕を閉じた2017年の夏の甲子園。...

【2017年 夏の甲子園】 印象に残った好ゲーム|日本航空石川vs木更津総合

2017年の夏の甲子園の印象的なゲームといえば逆転やサヨナラ...

【1986年 夏の甲子園】1回戦 横浜商業高校vs熊本工業高校|白球の足あと

1986年 第68回選手権大会1回戦 横浜商業高校vs熊本工...

【1986年 夏の甲子園】1回戦 桐蔭高校vs宇都宮工業高校|白球の足あと

1986年 第68回選手権大会1回戦 桐蔭高校vs宇都宮工業...

【2017年 夏の甲子園】 印象に残った好ゲーム|波佐見vs彦根東

印象に残った試合 波佐見vs彦根東 【2017年 夏の甲子園...

【2017年 夏の甲子園】印象に残った好ゲーム|仙台育英vs大阪桐蔭

2017年 第99回選手権大会 3回戦 仙台育英vs大阪桐蔭...

【1986年 夏の甲子園】1回戦 秋田工業高校vs倉敷工業高校|白球の足あと

第68回選手権大会1回戦 秋田工業高校vs倉敷工業高校 ...

【2017年 夏の甲子園】気になるチームや選手を紹介|群馬・前橋育英

夏の甲子園を振り返って気になるチームや選手を紹介 20...

【1986年 夏の甲子園】1回戦 東海大甲府高校vs福井商業高校|白球の足あと

第68回選手権大会1回戦 東海大甲府高校vs福井商業高校 ...

【2017年夏の甲子園】埼玉県勢初優勝!決勝でも見せた打線の凄さとは?

第99回全国高校野球選手権大会は花咲徳栄が 埼玉県に初...

【1986年夏の甲子園】1回戦 甲西高校vs三沢商業高校|白球の足あと

開幕試合は初出場の若い勢いか、 もしくは前年から連続出...

【1986年夏の甲子園】注目の出場校|白球の足あと

1986年 第68回選手権大会の注目の出場校 春を告げ...

【1986年春センバツ】大会ベストナイン|白球の足あと

1986年 第58回春の選抜甲子園大会ベストナイン 激...

【1986年春センバツ】決勝 池田高校vs宇都宮南高校|白球の足あと

池田高校vs宇都宮南高校 1986年 第58回春の選抜...

【1986年春センバツ】準決勝 宇都宮南高校vs新湊高校|白球の足あと

宇都宮南高校vs新湊高校 1986年 第58回春の選抜...

【1986年春センバツ】準決勝 岡山南高校vs池田高校|白球の足あと

岡山南高校vs池田高校 1986年 第58回春の選抜甲...

【1986年春センバツ】準々決勝 広島工業高校vs宇都宮南高校|白球の足あと

広島工業高校vs宇都宮南高校 1986年 第58回春の...

スポンサーリンク

優勝候補キラー

もやは優勝候補キラーと言っても過言では無いほどの、新湊高校の快進撃である。

長靴をはいて雪のグラウンドを練習する雪国の初出場のチームには、あまりに酷としか言いようが無い組み合わせであった。

享栄高校の近藤真一(後に中日ドラゴンズ)から新湊打線が取れたとしても、僅か1点位だろうと予測されたが、その1点で勝利した。

酒井投手が近藤投手を上回る快投を見せた。

2回戦の相手はこの大会で投打のバランスがトップと言われた拓大紅陵。

中盤まで圧倒的なパワーを見せつけられた新湊であったが、ワンチャンスをビッグイニングに変える一気の逆転劇を演じて見せた。

本人たちはまぐれが2回も続いたと謙遜するが、試合のペースをひっくり返す力はもはや驚異である。

ひそかにVを見据える

この大会でもPL学園、天理、上宮、智弁学園と、強豪高校の名前が連なる近畿勢。

しかしこの時点で先述のチームは全て敗退している。

その戦国時代の中で密かに頂点を狙っているのが京都西高校である。

ハイレベルの近畿地区において好成績をおさめた京都西は、1回戦で13安打11得点という力強さを見せた。

二年生エース佐々木も6安打1失点と制球の良さを見せた。

京都西は派手さは無いが、投打のバランスの良いチームという印象を植え付けただろう。

2回戦の函館有斗は北海道最強の好チーム。

だが、京都西はリードされたこの試合でもじっくりと攻め続ける。

相手投手の交代のタイミングで一気に逆転し、試合をひっくり返した。

投打のバランスが良い京都西であるが、最大の武器は闘志溢れるガッツだろう。

2試合とも初回からガッツ溢れるプレーが、その試合の流れを引き寄せているのかも知れない。

攻める京都、受ける新湊

試合前の予想では、いくら新湊が快進撃を見せていても京都西が有利。

ただ、拓大紅陵戦で見せた打撃が出ればある程度点の取り合いになると目された。

試合は2回の裏、京都西が2本のヒットでワンアウトランナー1、3塁のチャンスを作ると7番餅原がレフトにタイムリーヒットを放ち、早くも先取点を奪った。

その後もヒットを放つ京都西打線であるが、なかなかあと1本が出ずに追加点とは成らない。

6回表、新湊はフォアボールとヒットのランナーを置いて5番石井がレフト前にタイムリーヒットを放ち、同点に追いついた。

これには新湊の大応援団も拍手喝采で讃えた。

痛恨の幕切れ

新湊が追い付き、接戦になったものの、7回まで毎回安打を放つ京都西が圧していた。

しかし回を追う事に要所で硬い守備を見せる新湊ナインに京都西も攻め倦んだ。

延長に入り10回裏、京都西は2番夜久が左中間にツーベースヒットを放ち、サヨナラのチャンスを作る。

しかし後続にあと1本が出ない。

11回裏にも京都西はツーアウトながらランナー2塁とするが、酒井投手の踏ん張り勝ち。

9回から12回までノーヒットであった新湊は13回表にツーアウトから久々のランナーを放つも、得点には至らない。

膠着状態であったが13回裏、京都西にビッグチャンス。

この回先頭の5番井上が右中間にツーベースヒットを放つ。

代走に木村が変わって出場したあと、6番日時が送りバントを決めてワンアウトランナー3塁とした。

打席には餅原が構え、緊迫感漂う甲子園。

しかしサインミスがあったのか、3塁ランナー木村がホームに突進し、タッチアウトとなった。

呆然とする打席の餅原がこの後にヒットを放つあたり、非常に惜しい京都西の攻撃であった。

すると14回表、ツーアウトランナー2塁から代打の安田が執念のヒットを放ち、1、3塁のチャンスを作る。

久々のピンチに動揺していたのか、佐々木投手が投球モーションに入った後、1塁ランナーの盗塁に反応してモーションを止めた。

完全なボークとなり、3塁ランナーが進塁して新湊に1点が入った。

この痛恨のボークが決勝点となり、新湊高校が2―1で勝利した。

文 山口 元樹

高校野球好きの一人言

新湊の勢いは確かに目を見張るものがありました。

しかしこのような幕切れが待っているとは誰が予想できたことでしょう。

酒井投手の今までで一番疲れたゲームです、という言葉が激戦を物語っています。

 - スポーツ, 春のセンバツ, 高校野球

ページ
上部へ