【2017年夏の甲子園】埼玉県勢初優勝!決勝でも見せた打線の凄さとは?

第99回全国高校野球選手権大会は花咲徳栄が
埼玉県に初の優勝旗をもたらしました。
決勝では広陵(広島)に付け入る隙を与えず
14-4で大勝しました。
この記事では花咲徳栄の強さと今大会の
名シーンを振り返ります。
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花咲徳栄が埼玉県勢初優勝!その要因は?
第99回全国高校野球選手権大会、夏の甲子園は埼玉の花咲徳栄が初優勝しました。
埼玉というと、埼玉栄や浦和学院などプロ野球選手を輩出している高校が多い印象ですが、以外にも夏の甲子園優勝はありませんでした。
最高成績は準優勝が2回です。
また、花咲徳栄はこれまで春夏合わせて8度甲子園に出場していますが、最高成績はベスト8。
4季続けての甲子園出場でしたが、優勝候補として名前が挙がるほどのチームではありませんでした。
ではなぜ優勝できたのでしょうか?
甲子園での花咲徳栄の甲子園の成績を振り返ってみましょう
・1回戦 開星(島根)9-0
・2回戦 日本航空石川(石川)9-3
・3回戦 前橋育英(群馬)10-4
・準々決勝 盛岡大附属(岩手)10-1
・準決勝 東海大菅生(西東京)9-6
・決勝 広陵(広島)14-4
このスコアを見ても打力が伝わりますかね?
花咲徳栄は甲子園全6試合で9得点以上、1試合平均は10点を超える強力打線だったのです。
続いては花咲徳栄の打線について詳しく見てみましょう。
HRだけが強打じゃない?花咲徳栄の打線の特徴
今年の甲子園大会では過去最多60本を大きく上回る1大会68本のホームランが飛び出しました。
個人では大会新記録の6本塁打をマークした広陵の中村奨成選手が注目を浴びたほか、甲子園出場は叶わなかったものの高校通算109本でこちらも新記録の早実(西東京)清宮幸太郎選手、同じく59本の履正社(大阪)の安田尚憲選手などスラッガーが注目を浴びました。
甲子園大会のチーム別本塁打数を見てみると広陵(広島)8本、東海大菅生(西東京)7本、天理(奈良)・済美(愛媛)6本、盛岡大付属(岩手)4本。
なんと優勝した花咲徳栄は4番の野村佑希選手の2本のみと決してホームランで打ち勝ってきたというわけではないのです。
注目すべきは4番野村佑希選手、5番須永光選手は打率5割越え、6番の高井雄太郎選手も打率4割台と中軸の活躍が目立ちました。
しかし、中軸打者の活躍はどのチームにも見られます。
これだけの成績を残せたのは1・2番にあると考えられます。
1番の太刀岡蓮選手は打率.269ながら四死球での出塁、ファウルで粘るなど相手投手を苦しめ、2番の千丸剛選手は打率.407で左投手も苦にせず長打も打てる打棒でクリーンアップへ繋げました。
こういった打線のつながりが大量得点の大きな要因だったと考えられます。
今年は打高投低!花咲徳栄も?
これらの話を聞くと、やっぱり花咲徳栄は打力が秀でていたから優勝できたのかと思われがちですが、実際どうなのでしょうか?
今年の花咲徳栄は背番号10の綱脇彗投手が先発し、今大会唯一の150キロ右腕・清水達也投手がリリーフというのが継投パターンでした。
綱脇投手は「打線が早く点を取ってくれるから」と強気でコーナーを攻めるピッチングが目立ちました。
36と1/3回を投げて与えた四死球はわずかに5つと安定感が抜群でしたね。
私はこの綱脇投手がゲームの雰囲気を作っていたと思います。
決勝の舞台でも中村選手から三振を奪うなど、大観衆を沸かせました。
一方の清水投手も本格派に見えて落差の大きな変化球主体の投球が目立ちました。
19と2/3を投げて四死球は5、綱脇投手には劣りますが、終盤の大事な場面でテンポよく投げ込むエースの貫禄さえ感じました。
やはり甲子園で勝ち上がるには力のある投手が2人いるというのは大きな条件になってくると思います。
甲子園組も大活躍!侍U18はどうなる?
現在カナダで行われている野球のU18ワールドカップ。
日本は清宮主将を中心に甲子園で活躍した選手も招集されています。
大谷翔平選手や松井祐樹投手を要しても届かなかった世界一に期待がかかります。
個人的にはキーマンは清宮選手や安田選手ではなく、大阪桐蔭(大阪)・藤原恭大選手や報徳学園(兵庫)の小園海斗選手を挙げます。
彼らは2年生で、甲子園でも活躍した選手です。
清宮選手も1年生の時に4番打者として代表戦に出場しましたが快音は聞かれませんでした。
高校球界のスター選手の中で2年生が活躍するのは難しいと思いますが、下級生らしいハツラツとしたプレーで活躍してほしいですね。
次回は100回大会、注目選手は?
先ほど2年生の選手を挙げたのは来年の夏の100回大会に繋げたかったからです。
今年の甲子園でも2年生の活躍が目立ち、100回大会にも期待が膨らみました。
先述の藤原選手や小園選手は春のセンバツでも活躍していて、夏の舞台でも躍動しました。
延長12回2アウトから3点差をひっくり返すなど奇跡の逆転劇を見せた明豊のベスト8の立役者となったのは濱田太貴選手。
2試合連続でホームランを放った彼も2年生です。
また、西東京大会で早稲田実業を倒し、甲子園でもベスト4まで駒を進めた東海大菅生のショートの田中幹也選手も2年生。
強打のチームにあって、忍者のような守備で相手を翻弄した彼も100回大会での活躍が期待されています。
2017夏の甲子園まとめ
今回は優勝した花咲徳栄を中心に振り返るとともに100回大会への展望もしてみました。
すでに各地でセンバツ出場を占う地区大会出場をかけた戦いが繰り広げられています。
次はどんなスター選手が登場するのか、だからこそ高校野球からは目が離せません。