【2017年 夏の甲子園】気になるチームや選手を紹介|群馬・前橋育英

夏の甲子園を振り返って気になるチームや選手を紹介
2017年の夏の甲子園大会は埼玉の花咲徳栄の初優勝で幕を閉じました。
今年も新たなニューヒーローが誕生しましたが、
今回の記事では群馬の前橋育英について紹介。
今年のチーム・選手のドラマに迫ります。
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2017年の前橋育英の甲子園戦績
前橋育英といえば、2013年の夏の甲子園で高橋光成投手を擁して初出場初優勝を成し遂げたのが記憶に新しいチームです。
2016年の夏の甲子園では全国制覇メンバー・小川駿輝捕手の弟、小川龍成選手を中心に力のあるチームといわれましたが初戦で姿を消しました。(1回戦 vs嘉手納●3-10)
今年のチームは秋・春・夏と群馬県大会無敗の成績。
甲子園でも注目校の1つとして名前もあがりました。
以下が甲子園大会の戦績です。
1回戦 vs山梨学院〇12-5
2回戦 vs明徳義塾〇3-1
3回戦 vs花咲徳栄●4-10
1回戦では山梨学院を打力で圧倒すると、名称・馬淵監督率いる明徳義塾戦では、エースの皆川喬涼投手が8回1失点の好投を見せました。
しかし、ベスト8進出をかけた3回戦では花咲徳栄に序盤から主導権を握られると、投打がかみ合わずに惜敗しました。
今年の前橋育英はエースの皆川喬涼、右腕の吉澤悠、根岸崇裕、左腕の丸山和郁の4投手が140キロ台の速球を投げる「140キロカルテット」として注目を浴びていました。
また、本来守備力に定評があるチームで、敗れた3回戦でも3つの併殺を記録するなど堅い守りを見せました。
次章からはそんな前橋育英のキーマンとなった4人の選手に迫ります。
骨折してもホームラン!?精神的支柱・飯島大夢主将
今年の前橋育英を語るのにこの選手は外せません。キャプテンの飯島大夢選手です。
飯島選手は1年秋からサードのレギュラーとして出場し、2016夏の甲子園でも2安打2打点と1人気を吐きました。
しかし、飯島選手は春の関東大会準々決勝(vs浦和学院)で左手首に死球を受け骨折。
迎えた夏の県予選でも完治しておらず、大会のほとんどをベンチで過ごしました。
手首の激痛に耐えながらもグラウンドに立つキャプテンの男気に応えようと、チームは見事に甲子園出場。
そして迎えた初戦、飯島選手は4番サードでスタメン出場すると、1打席目でレフト前に先制タイムリーを放ちます。
第2打席でも手首の痛みに苦い表情を見せながらもセンター前へタイムリーヒット。
さらに圧巻なのは7回の5打席目でした。
振りぬいた打球はレフトスタンドに突き刺さるソロホームラン。
その衝撃は多くの人に影響を与えました。
「ケガしてもホームランとか漫画みたい」
「完治してないのに何で試合に出すの」
などと賛否両論ありましたが、ケガをしても腐らずチームのために努力してきた彼の男気に監督も起用で応えたということでしょう。
恐らく彼は大学でも野球を続け将来はプロを目指すと思います。
恵まれた体格、体のバネを使った豪快なフォーム、そして男気あふれる飯島選手の今後に目が離せません。
U-18でも活躍!二刀流の野生児・丸山和郁選手
初の世界一を目指す侍JAPAN U-18に選ばれ、レギュラーとして活躍している丸山和郁選手。
前橋育英では俊足好打の1番センターで長打も狙える打力が魅力でした。
また、前述した140キロカルテットの一角でもあります。
左腕から放たれる速球はマックス144キロ。
リリーフエースとしても活躍し、まさに二刀流の選手です。
2017夏の甲子園では、大会タイ記録となる8盗塁を記録するなどスピードも抜群です。
そんな丸山選手は群馬県高崎市の田舎で生まれ育ち、幼いころから外で走り回ったり、木登りをするまさに野生児だったといいます。
中学校時代に所属した軟式野球部は人数が少なく左投げながらショートやキャッチャーもこなしていました。
前橋育英の荒井直樹監督は「一塁へのベースカバーに走った際、打者を追い越した。本当にびっくりした。」と丸山選手のポテンシャルの高さに惚れこんだと言います。
そういったことからも、与えられた役割を全力でこなす丸山選手のひたむきさが伺えます。
JAPANで活躍すればプロも視野にあるとは思いますが、まずは大学へ進学し体の線を太くし、打者か投手いずれか一本でプロを目指してほしいと思います。
最後の夏にかけたポイントゲッター・堀口優河
この選手の名前を挙げても印象に残っていない方が多いでしょうか。
なんせ、140カルテットや男気キャプテンと違って地味な選手ですから。
甲子園にセカンドとして出場した堀口選手は、県予選でも2番セカンドでの出場でしたが、打撃成績で不思議な成績を残しているのです。
14打数3安打10打点。
もともと打力よりは守備とバントが得意な選手ですし、打率.214は納得の数字です。
しかし、わずか3安打で10打点は驚きの数字です。
内訳は以下の通りです。
2回戦:内野ゴロで1打点
準々決勝:満塁時に2点タイムリー
準決勝:満塁時に2点タイムリー
満塁時に2点タイムリー
犠牲フライで1打点
決勝:押し出し四球で1打点
押し出し死球で1打点
なんと準々決勝以降で9打点。
満塁時に3打数3安打6打点と勝負強さを発揮しました。
前橋育英のレギュラー陣は大学進学後にも野球を続ける予定ですが、堀口選手は自動車整備士の専門学校に行くため、野球は続けないというのです。
そんな彼の最後の夏にかける強い思いがポイントゲッターとして強運を味方につけたのでしょう。
また、甲子園で敗れた花咲徳栄戦では、大会ナンバーワン最速右腕・清水達也投手と最終回に対戦。
堀口選手の打席で最速の150キロが放り込まれると「速い」と笑みを浮かべたのが印象的でした。
その直後の直球を右中間へツーベース。
最後まで魅せてくれる選手でした。
100回大会へ思い繋ぐ2ホーマー、小池悠平選手
前橋育英のレギュラーで唯一2年生だった小池悠平選手。
1年秋から中軸を任されるなど強打が持ち味の選手です。
2017春のセンバツでは8番ファーストで出場も、2試合でわずか1安打に終わりました。
しかし、2017夏の甲子園では1回戦の山梨学院戦と3回戦の花咲徳栄戦で計2本のホームランを放ちました。
センバツ後は不振からスタメンから外れることもありましたが、荒井監督から「来た球を思い切り振ればいい」と助言を受け、本来の積極的な打撃を取り戻しました。
しかし、小池選手は「2本打てたけど、ヒット3本では・・・。
今度はチャンスで打てるようになってまたここに戻ってきたい」と次を見据えていました。
早くも来春のセンバツ出場に向けた秋季大会が始まっています。
来年の夏の甲子園100回大会では小池選手が注目選手として名前が挙がると期待しています。
まとめ
今回は前橋育英にフォーカスして記事を書いてみました。
怪我を乗り越えた選手、最後と臨んだ選手、様々なドラマがあります。
来春のセンバツ、そして2018年夏の甲子園100回大会ではどんなドラマが待っているのか、今から楽しみです。