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【1983年春センバツ】決勝 池田高校vs横浜商業|白球の足あと

      2017/04/19

【1983年春センバツ】決勝 池田高校vs横浜商業|白球の足あと

1983年 第55回選抜大会決勝 池田高校vs横浜商業

大会10日目は大会の最終試合、決勝戦を迎えた。

勝ち上がった2校は池田高校と横浜商業という東西の横綱であった。

観衆5万5千人の超満員中、立ち上がりから気合いの入る三浦であった。

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決勝戦に相応しい2校

大会10日目は大会の最終試合、決勝戦を迎えた。

勝ち上がった2校は池田高校と横浜商業という東西の横綱であった。

投打にわたり高い総合力で、文句なしの決勝進出を果たした横浜商業であったが、池田高校有利の予想が断然多かった。

1回戦では投打に圧倒、2回戦では5回までスコアレスの展開からの完勝、準々決勝では再び投打に圧倒、そして準決勝は敗色濃厚からの逆転劇と、あらゆる展開を制している事が強みであった。

これまで3試合連続完封と快投を見せている横浜商業エース三浦であるが、さすがのやまびこ打線が相手では勝手が違う。

観衆5万5000人の超満員中、立ち上がりから気合いの入る三浦であった。

うなる剛球

1回の表、先頭の1番坂本に投げた初球のストレートもいいコースをついたが、サイレンの鳴り止まないうちにライト前ヒット。

2番金山の犠打でワンアウト2塁のピンチを迎えたが、これで気合いの入った三浦は3番江上をショートフライ、4番水野をセカンドゴロに打ち取って見せた。

その裏、横浜商業としては三浦が踏ん張っているうちに序盤から水野を攻略するしかないのだが、うるさい1番西村が簡単に三振に取られるほど、今日の水野も威力充分であった。

2番の信賀がセンター前ヒットを放ち、すかさず盗塁を決める。

試合巧者でもある横浜商業の得点パターンになったが、頼みの3番高井、4番佐藤道が水野のストレートに連続三振。

思わず横浜商業応援席からため息がもれた。

2回の表、先頭の5番吉田が三遊間にヒット。

1度火がつくと、つるべ打ちの可能性が高い池田打線なだけにノーアウトのランナーを危惧する横浜商業ベンチであったが、三浦が上手い牽制球を見せて吉田はタッチアウト。

それでも続く6番上原がレフト前ヒットを放ち、再びランナーを出す池田高校であったが、またしても三浦の牽制球によりタッチアウト。

続く7番高橋を巧みなカーブで三振にとり、先制を許さない三浦であった。

白眉の池田

3回の表、先頭の8番松村を三振、9番井上をライトフライと、簡単にツーアウトを取った三浦だが、打者1巡したトップの坂本にライト前ヒット、2番金山にレフト前ヒットを打たれ一瞬でピンチになる。

ここで3番江上の打球は浅い左中間へのフライであったが、好手ショート西村、センター中村、レフト佐藤利がお見合いしてしまい、セカンドランナー坂本が生還するタイムリーヒットとなって池田高校が先制した。

続く4番水野の強い打球もセカンド信賀が止めるのが精一杯のヒットとなり、この回2点目。

水野の出来からして痛い序盤の2失点となった。

それは5回の裏の横浜商業の攻撃で6番佐藤利、7番三浦、8番森屋の3人がかすりもせずに三者三振に切られた場面でも明らかであった。

夏春連覇

7回裏にチーム2本目となるヒットが5番中村から生まれたが、ツーアウトからであり、続く6番佐藤利がセカンドゴロに打ち取られた事から反撃ムードとは行かなかった。

4回以降はピンチを凌いでいた三浦は8回の表もうるさい1、2番を簡単に打ち取りツーアウトとしたが、3番江上にセンターオーバーのツーベースヒットを打たれると続く4番水野にレフト前にタイムリーヒットを打たれ、3点目を取られる。

エース水野自らのタイムリーがダメ押しの格好となり、このあとの8回、9回を三者凡退に斬って3vs0で試合終了。

ここに池田高校の優勝が決まった。

東の横綱の強さで立ち向かった横浜商業も相手が悪かった。

そして同時に史上4校目となる夏春連覇の偉業も達成された。

5試合で60安打34得点の打線も文句なしなのだが、優勝候補筆頭の期待を裏切らなかった原動力は、何と言っても水野の圧巻のピッチングであろう。

5試合で被安打19、2失点であるが自責点0。

従って防御率は0なのだから、準決勝は苦戦したとは言え、いかに桁違いの強さで優勝したかご理解出来るだろう。

大会はこの試合をもって終わったが、史上初となる夏春夏の3季連覇に向けた池田高校の挑戦がスタートした。

文 山口 元樹

高校野球好きの一人言

文句無の夏春連覇でしたね。

明徳戦で肝を冷やしたとは言え、今大会では池田が1枚も2枚も抜けていました。

横浜商も素晴らしい総合力の高さからNo.2に相応しいと思いました。

この夏、3季連覇に挑戦する池田を中心に新たな戦いが始まります。

 - スポーツ, 高校野球

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